その後も1組は1位を維持。

翔太の手にバトンが渡った。

私は配置について翔太を待つ。


翔太の走りは風みたい。


そんなことを思ったら、翔太の手が私の手首を握った。

グランドの半周向こうには、3組の男子がスタートした。


「早くしないと追いつかれるよ?」