「モテモテだな~、転校生。」


斜め後ろから声をかけられる。

金髪にピアス…。

ニヤニヤと笑っている。

「転校生が珍しいんだろ……。えっと──?。」

「多岐 雄大。」


多岐雄大は怠そうに机にうなだれてる。


「この辺に住んでたんだって? いつまで?」


人懐こい笑顔で聞いてくる。