いつもは3時間目くらいからくる谷口君。


今日は遅刻じゃない…、それが普通なんだけどね。


「上野ちゃんに会いたいからね~。」


雄大君がニヤつきながら谷口君の肩を叩く……殴られた。


「いってぇ─!」

「お前…懲りないね」

亮介君が呆れたように言う。


「春菜…屋上にいる。」


何しにきたの……。

ため息ついて教室を出ていく3人を見送った。