空気が重い!
春菜は一人パニックになり3人の顔を見て焦った。


「お前、谷口 弘人? 」
先に口を開いたのはダイだった。

谷口君を知ってるようだ。

「ダイ、知ってるの?」


「有名人だからな…」


「ハル…いつから?」

カイが目線を谷口君に向けたまま聞いてきた。

いつから?…
「…一ヶ月前くらい…かな?」



ちらっと横の谷口君を見上げる。

あ─不機嫌そうだよ…。