春菜は後ろから抱きしめられ固まったまま…。


「ぼんやりしてんな。」


「谷口君…?…ありがとう…」


不機嫌そうな声にびくつきながらお礼を言う。


「あのっ…もう離して?」

「「おい! ハルから離れろ!」」


後ろからダイとカイの声が…と同時に谷口君と引き離される。

「あっ? お前こそ俺の女から離れろ。」


「「はぁ?」」


睨み合う3人。