「こんなのが彼女って言わないよね !?」

春菜を指差してる美人さん…。
憤慨してるよね…。
ていうか…帰っていいかなぁ。


春菜はかばんを持ってそっと離れようと少しずつ出口に向かう。

谷口弘人の後ろを通る前にがしっと腕を捕まれた。
「帰るぞ。」
そのまま引きずられるように教室から連れだされた。