どうにか屋上から逃げ出して教室に戻った。
自分の席でぐったりしてると、頭上で声がした。
「忘れ物だ。」
この声……、ゆっくり顔を上げると谷口弘人が春菜の弁当袋を持っている。
周りで『また、弁当だ…どういう関係…』と声が聞こえる。
「約束が違う…。」
非難の目を向けると谷口弘人は肩をすくめ、しれっとする。
「俺は何も言ってないけど?」
うっ…それはそうだけど。
谷口弘人は隠すつもりがないようだ。
春菜に弁当袋を渡し春菜の頭をポンと叩いて、教室を出て行った。
自分の席でぐったりしてると、頭上で声がした。
「忘れ物だ。」
この声……、ゆっくり顔を上げると谷口弘人が春菜の弁当袋を持っている。
周りで『また、弁当だ…どういう関係…』と声が聞こえる。
「約束が違う…。」
非難の目を向けると谷口弘人は肩をすくめ、しれっとする。
「俺は何も言ってないけど?」
うっ…それはそうだけど。
谷口弘人は隠すつもりがないようだ。
春菜に弁当袋を渡し春菜の頭をポンと叩いて、教室を出て行った。