大地からだ。

「もしもし」出ながらベンチに座る。

『ハル~。ごめん!』

「遅い!メールしたのに…。この弁当どうしてくれるのよ」

『ごめんてばよ~。』
焦る大地が可愛いくて、クスクス笑いながら許す。
「もういいよ。で、お昼どうしたの?」

『大丈夫!女の子達に貰った!』

大地モテるから…。

『あっ、今日部活遅くなるから海斗と先に行ってて』

「えっ、『Diva』に?間に合う?…8時からにしてもらおうか?」

『ん~…、いいよ。』

「わかった。じゃ、7時ね。」

携帯を切った瞬間、耳元で声がした。