谷口弘人が顔をしかめ、春菜の眼鏡を取り上げる。

「や…、返して…」


「ブスじゃないけど?」


……何言ってるのこの人…
疑いの目を向ける。


「お前、拒否権ないし…。『乱舞』の事言い触らされるか、俺の女か…どっち選ぶ?」


いつのまにかみつあみを解かれ、首筋を撫で上げられる。

触られた所に電気が走る。
鋭い目で見つめられ心臓がバクバクと激しくなっている。