愛理SIDE

私は一人で飲んだ後、帰ろうと店を出たとき


電話が鳴った


「もしもし」


「ちょっと付き合える?」


「うん、いいよ」


私は電話を切りいつもの場所へ向かう


その場所とは、悟くんの家


インターホンを鳴らすとすぐに出てきた


「え‥悟くん、顔が死んでるけど大丈夫?」


「入れよ」


「う‥うん」


私は部屋に通された


部屋にはビールの空き缶が沢山転がっていた



「ちょっ飲み過ぎじゃない!?」


「お前も付き合えよ」


「もうやめなよ」


「飲めよ!!!!」


思わずビクッとする大きな声を出す悟くん


「ほら」


ビールを差し出され受け取る私


何かあったな‥


きっと沙菜だろう


ダメだったか‥


二人で朝方まで飲んだ


「何でダメなんだよ‥俺じゃ物足りないのか?」


「あんたはいい男だよ~」