そしてキスを落として部屋を出て行った


「いってらっしゃい‥」


ボソッと呟くように言って眠りについた













愛理SIDE


私は仕事しながら考えていた


裕くんはいつも沙菜のことしか見てなくて‥


私のことなんか見えてないよね‥


そのとき思い出した


悟くんのこと


まだ連絡はしてない


だって沙菜はもう前に進んでるし‥


そう思ってたけど‥


悟くんの気持ちすごくわかるから‥


協力してあげたくなった


私は携帯を開き、悟くんのアドレスを登録した






TO:悟くん
SUB:
――――――――――――
こんにちは。愛理です。







裕SIDE


俺は雅喜と店に出ていた


「昨日あれからどうした?」