もう心にはいないはずなのに‥


「うっ‥」


涙が出るのは‥何で?









琉生SIDE


沙菜は無償で看病をしてくれた


俺は眠気に襲われた、そのときインターホンが鳴る


まさか‥


嫌な予感は的中した


悟が‥沙菜と会ってしまった


「頭いてぇ‥」


俺は頭を押さえた


沙菜は帰ったみたいだ


すると悟は俺の部屋に入ってきた


「琉生」


「…」


「どういうことだよ?」


来ると思った質問が届く


「帰れ、移るぞ」


「答えろよ」


「たまたま会った」


「それで」


悟の声がどんどん低くなっていく


「んで家まで送ってもらっただけだ」


「つまり、お前はついさっき会ったってことだな?」


「あぁ‥」