沙菜の元彼は私の5つ隣に座った


「最近飲み過ぎじゃないか?」


マスターと悟くんが話す


「まぁねぇ」


思わず耳がダンボになる


私は首を振り、結衣が戻ってないことに気付きトイレに向かった


トイレに入ろうとしたときドアが開いた


「結衣、大丈夫?」


「うん、戻したから楽になった」


「飲み過ぎだって‥」


「さ、飲もう」


そう言ってさっきよりはマシに歩く


席に戻るとマスターがお酒を出してくれた


「ごゆっくり」


「ありがとうございます」


マスターはニコッと笑い悟くんの前へ行った


「マスター、俺どうしたらいいと思う?」


「あの子のこと?」


「そ」


「一度会って話すべきじゃないかな」


「無理、メール送っても返ってこないし、電話は拒否られてるから」


あの子って‥?


そのときまたお客が来た


「お、琉生」


え!?


私は思わず見てしまった


琉生くんだ‥


琉生くんは悟くんの隣に座る


私はすぐ目を逸らした


どういうこと?