「うん」


愛理は気を遣ってるんだと思う


やっぱこういうときはお酒だよね


愛理といつものお店に入った


「やっぱここでしょ」


「だね」


とてもシックな居酒屋


店員さんの態度も申し分ない


雰囲気も完璧だし


料理もおいしい


二人で個室に入る


適当に注文する


すると愛理は煙草を取り出した



「最近。何かイライラするんだよね」


そう言って笑って火を点けた


「ねぇ愛理私にも頂戴」


「やめときなって」


「何で」


「これから子供もつくらないといけないんだし」


「できたらやめるよ」


「でもやめれなくなるって聞いたよ」


「妊娠してピタッとやめた人もいるよ」


「…」


勝った


私は愛理に1本もらって火を点けた


「ごほっ!!!」