「琉生お願いよ‥この子のためにもっ‥「無理だ」


美里は泣き出してしまった


それを見た子供も泣きだし、俺は美里に返した


「美里、俺は「じゃあ死ぬわ」


「美里、どうして「あなたが居てくれないなら、この子と死ぬ」


「美里「可愛いと思わない?自分の子よ?」


「‥」


可愛いと思わないわけがない


でも俺は一緒にいてやれない


いてやれないんだよ


「琉生‥」


「…」


俺は目を逸らした


「琉生、こっち向いて」


俺が振り返ったと同時


一瞬だけ唇が重なった


「美里‥」


「私たち、またやり直せるでしょ?」


俺は目を逸らすことしかできなかった






美里SIDE


私は琉生に背中を向けられ、子供と一緒にその場を後にした


会社の下に停めてある車に乗り込む


「どうだった?」


「全然。てか私旦那が帰ってくるから帰りたいんだけど?」


いい迷惑よ、全く