「――はぁ…」

もう、ここ最近は、
口を開けば溜め息で
魂が抜けたみたいだ。

まさに、心ここに在らずって状態で
何をするにも体が重い。


机の住人さんの存在が
あたしの全てだったのかもしれない。




…でも、今までは一人だった。

一人には慣れてるはずで
悲しくなんかなかった。

なのに、
顔を見たことさえない人に、あたしは支えられてたんだ。




『そのままで良い』
優しいポエムにも、

『机の住人より』
綺麗な文字にも、

何度も、
助けられていた…。


時間が経つにつれ、
強くなる思いは、
きっと…。




―――――…恋心。