「はぁ…」

…もう、何かなぁ。
やりきれないな…。


あたしは
廊下を歩きながら
机の住人さんの事を考えていた。


返事。
ちょっとぐらいは
書いとけば良かったのかな…。


「………」

呼吸もめんどくさくなってきた。
出来ることなら
歩きたくない。


どうすれば良いの。
あたしは、
これから
何をすべきなの?


―机の住人さんの存在は、
あたしの中で
大きな存在になっていた。