正直、机なんかじゃなく
直接会って
笑って話してみたい。

でも、それが何らかの
戸惑いを生むのなら
あたしは会わない。

机の上で、
静かに、密かに
不器用な会話をするだけで、
それだけで、
こんなにも毎日が輝いているから。




"机の住人さんへ"

あと、何回
この文字を書くのかな。

できれば、
ずっと、永遠に
楽しく話して
この文字を書きたいな。



―…ガタっ
授業が終わり
毎度のように
椅子で文字を隠す。

何て返ってくるだろう。

"何年生ですか?"
という、
あたしの質問に…―。