はぁ・・・     梨呼side

 あんなことしてしまった・・・。どうしよ・・・。しかも、幸いたし・・・。
もう最悪だ。私は、高校3年のあの事件以来、男の人に触られるのが怖いんだ・・・。龍也と修なら、触られても大丈夫になった。でも、やっぱりほかの男の人は無理なんだ。
 次の日、由紀に謝った。
 『昨日ごめんね。変な空気にして・・・。』
 『大丈夫!でも、帰り幸君に会わなかった?』
 『ううん。会わなかったよ・・・。なんで?』
 『梨呼が出ていっったら、幸君が梨呼のこと追いかけたから!』
 『そうなんだ!』
 『うん。』
 私、陸に悪いことした・・・。謝りたい・・・。
 『ねね、由紀?陸のアドレスとか知ってる?』
 『うん。昨日帰り際に交換したから!』 
 『教えてもらっていい?』
 『うんいいよ!』 
 私は、ケー番を教えてもらった。そしてかけた!
 『もしもし、梨呼です。』
 『あ、梨呼ね!どうした?』
 『あのーーー。今日時間ある?』
 『うん!』
 『なら、サイゼにきてもらっていい?』
 『分かった。行くわ!5時にサイゼで』
 
 といい、切られてしまった・・・。