かわいそう    梨呼side

幸は毎日が苦しそうだった。でも、まだ生きている。それだけでも、うれしい。

 『なぁ。梨呼。俺が死んでも俺は梨呼の中だけで生き続けるからな』
 『うん。』
 『だから、梨呼は俺の分まで生きろ・・・。』
 幸は言った。

 幸は自分の命が少ないって分かっていたのかな?

 幸は検査をしに病室を出て行った。
 『また、明日!!!』
 『おう!』