時は流れ、もうすぐ2学期も終わる。
3学期がきたら、あっというまに3年生になっちゃう。
でもその前に1つ、大きな行事が待っていた。
そう! クリスマス!
「もうすぐクリスマスだね」
「今年は司と2人で過ごすんだー」
「え!? 私は!?」
この間の喧嘩から、2人の仲はさらによくなっていた。
だから美保の言ってることはわかる。
だけど、今までずっと美保と過ごしてきたクリスマス。
美保に彼氏がいたときもあったけど、イブか当日どっちかは一緒に過ごしてくれていた。
「知らないよ。誰か誘えば?」
「そんな〜!!」
まさかすぎる美保の言葉に机に突っ伏す。
そりゃ、美保が小林くんと一緒にいたいのはわかるけど…