ピッピ、ピッピ、ピッピ

「…高いなぁ

父さんのところ行くか?」


「ヒクッヒクッ…」

涙が溢れてきた


「あや泣いてるのか?」


「…今日トリプルアクセル跳べたの

でも、なんでこうなっちゃうんだろう」


「気がすむまで泣け

父さんのところ行かねえから」



ゆうは自分の胸にわたしの頭を引き寄せた


わたしはゆうの胸に顔を埋めて泣いた