ジンベイザメは大きくて、ずっと見ていても飽きなかった


「…ごめん、ちょっと座りたい」

「じゃああっちのベンチに座ろう」

舞子と杏はわたしを支えてくれた


舞子がわたしのおでこに手をあてた


「…すごい熱じゃん

ホテル戻りな」


わたしは首を横に振った


「ホテルに戻れ!」