「学食食べに行かないの?A定なくなっても、ななのせいぢゃないからねぇ♪」
声の主は、幼なじみの梅田月華《うめだななか》だったなんて、焦りすぎて気付きもしなかった。
俺は内心大パニックで心臓なんか爆発寸前。
なんて答えたらいいかすら分からない。
「そぉそぉ♪放課後裏花壇の脇にきて!なな、待ってるからねぇ♪♪」
茫然と立たずむ俺一人を置いて、月華は教室を飛び出ていった。
それからは何も覚えていない、というか記憶にない。
気付いたときには放課後で俺の前で月華が告っていたんだから。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…