図書室に着くと、やっぱり返却する人が待っていて…

私は必死にそれを裁いていく

いつもより忙しい…


でも、そんな時間は長くは続かなかった

最初の波が終わると、いつもの静寂


「コレは、あっちの棚…コレは、こっちの棚…」


そして、いつもの分別作業に棚戻し

最後に残ったのは、最上段の本達だけ

もう、翔くんを頼ることは出来ない…

でも…


「届かない…よね」


久々に踏み台を使って手を伸ばすが届かない

仕方がない…
明日、先生にでも頼もう

今日は、無理をする元気もないよ


「はぁ…」


2月14日…
バレンタイン…

もう、私には関係ない