私は図書室に行く前に、ある場所まで向かった

校舎の裏にあるゴミ捨て場

その可燃物置き場に、手に持っていたチョコを投げる


「ゴミは…ゴミ箱に…」


頑張って作った歪なチョコ

それは更に歪な形になって、とてもトリュフには見えない

そして今では、食べて貰える人が居なくなった…ただのゴミ


「…図書室開けなきゃ…」


今日はきっとお菓子の本を返却する人がいるはず

皆の貴重な放課後
無駄には出来ないもんね