「羽白くんが、あんたみたいな地味で、チビで、不細工な子…相手にするわけないじゃん」

「考えれば分かるじゃない。釣り合ってないって」


女の子達の口から出てくる言葉がグサグサ刺さる


「チョコなんて準備して…馬鹿じゃないの?」


1人の女の子が私の手からソレを奪った


「ダメ!返して!」


手を伸ばすが届かない
一生懸命作ったのに…


「あんた、まぢウザイ」


チョコを持ってた女の子が、チョコを床に落とす

そして…


「あっ、駄目!!」


私の制止を無視して、鳴り響くグシャリとした嫌な音


「あ、ごめーん。踏んじゃったー。ゴミかと思ってー」

「ゴミは、ちゃんとゴミ箱に入れるんだよ?地味子ちゃん」

「じゃ、バイバーイ」


なんて言いながら、女の子達は去って行った