本命チョコ?
私は貴方が好きです…ってゆうアレのこと?
私から、ソレが欲しい…?
え、だって…
それじやまるで…
翔くんが私のことを…?
「え…あの…だって…その…」
駄目だ
急過ぎて頭が回らない
体中の血が沸騰してるんじゃないかってくらい熱い
「…俺の気持ちに応えてくれるなら…14日コレ待ってるから」
コレっと差し出されのは、トリュフのページを開いたままのお菓子の本
そして、翔くんは静かに図書室を出ていった
図書室に残された私は、今も何が起こったか理解出来ず…
熱しきった頭で、ぼーっとお菓子の本を眺めることしか出来なかった