「あっ、でもマミちゃんが…」


外れた板を両手で抱えながら、こっちに向かってくるマミちゃんを心配そうに見やる会長。



「それなら心配いらないっすよ。俺が面倒見てやりますから」



ついでにマミちゃんとの距離を近付けるチャンスをもらうという……

なかなかの悪知恵だ。



「そうか?悪いな。でも村上なら任せても大丈夫だな」


「任せてください!」


「でもペアはあたしじゃ…!」


「こういう時は臨機応変にいった方がいい。キミはもっと上に行ける人間だ。さぁ、僕と一緒に行こう!」


「えぇぇ!!??イヤぁ〜冬瑚先輩〜っ!!」