「麗奈ちゃん。」



「はい。」



「今日は黙って

 俺の話をきいてくれる?

 無理に何も言わなくていいから。

 ただ、聞いていてほしい。」


そう静かに言った彼の横顔は

なんだかとてもつらそうに見えた。


そんな彼の力になりたくて

私も静がに返事をした。



「はい。わかりました。」