「もう、春が終わるな」






所々緑が見え始めている木々を横目に見ながらそう呟くと、後方から呼び止められた。










「空!」








「・・・鈴」








其処にいたのは、俺の同級生の島田鈴。

・・・アイツの親友でもあった。