「え!?」


「理由は聞かないで…。心配してくれてありがとう」


笑顔をつくってから、自分の教室へ戻っていった。


俺のせいではなく、泣いていたのか。


タイミングが良すぎるだろう。俺がどんな目でクラスメイトに見られていたのか。


今になってから、少しイラつきが混み上がる。