「もうっ、知らない!!」



そう言って、泣いた顔で教室を走って出ていった。


「……」


別に俺は何もしていないよな!?


首を傾げながら思う。視線に気づくと、クラスの男子生徒や女子生徒が俺を見ていた。


友達にこそこそと話している。


「……」