付けているお面には、不気味さが漂ってくる。


白いお面で、不気味に笑うお面。女性には似合わないお面だと心に思った。


「初めまして。柊舞古都と言います」


「え!?」


名前を聞いたとたん、間抜けな声が出てしまった。


「知っているのか?」