昨日から何度ついたか知れない。 とにかく後悔していた。 思ってもないことを………一番言ってはいけないことを私は言ってしまった。 ————翔に向かって。 ずっと近くにいたから翔の辛さを知っている。 そんな私があんなこと言うなんて……。 「最低だ…………」 ベッドの上で膝を抱える。 自分のバカさ加減に渇いた笑いが漏れる。 と、同時に翔の顔が脳裏に浮かぶ。 ごめん、と誤った時のあの悲しそうな笑顔が。