しばらくして…


ゴッホン。と言う咳払いが聞こえてきた。


パッとラウルから離れ、
咳払いをした人物を見て…
焦った。


「パ…パパ。」


「悪いな。取り込んでるところ。」

パパの顔がニタニタしている。


パパに変な所を見られてしまった。



急に恥ずかしくなり、ラウルを睨み付けた。


当の本人は平然としている。



「ち、違うのよ。パパ!
これは…その…//」


「ガハハハッ…ルウナが照れてる。いいんだよ。仲良くしてくれて嬉しいぞ!パパは。」



「べ、別に仲良くなんか…」


「可愛いなあ。ルウナは…。ルウナ、そろそろ俺とも踊ってくれないか。」


「パパと踊るの!?」



「ダメか?」


急にモーガンみたいに目うるうるさせたパパ。



しょうがないわね。



「いいわよ。パパ。」


「ラウル、しばらく借りるぞ。」


「はい。」