「電話…?」


誰からだろう。


眠い目を擦りながら

私は電話に出た。



ーピッ

「はい、もしもし…」



『あ、もしもし?』



だ、誰!?

男の子だ…


男性恐怖症に
なりかけていた私は

思わず身体が
びくついてしまった。




「あ、あの、何でしょうか…?」



『あ、今日から
そちらの寮に住まわしていただく
今野ですけど…』



「…え……ハッ!?」




『だから、そちらの寮に…』



…ちょ、何!?

聞いてないし!


うちの寮に住むって

冗談じゃないよ…!


てか

どうゆうこと~!?