「んっ…?」


私がゆっくり目をあけると、

小さいクマのぬいぐるみが目に入った。


「か、可愛い!!」



『でしょ、それ明日香にあげる♪』



「ほんと?ありがとう!」


あれ?

…でもびっくりした


てっきり

七瀬君にキス…

されたかと思っちゃった…


なんだあ…ぬいぐるみだったのかぁ



「はぁ…」



『なに?キスされなくて残念と思った?』



「ち、ちがうからっ//もうからかうのやめてよね!」



『怒ってる?ごめんね。』


上目遣いで七瀬君がこっちを見る。


「も、もういいよっ!遊びにいくんでしょ!早くいこっ」



『へ~い♪でもその前にさあ、お願いだから蓮って呼んで?』



「んもーしょうがないなあ//…蓮っ」



『ふっ、もう一回♪』



「…蓮っ」



『もう一回!』



「んもー言わない!早くいこっ」



『おもしれーっ♪』




もー超恥ずかしいっ

蓮のバカバカ//







そして蓮は

笑いながら私についてきた。