私はお風呂から上がり、

ジャージに着替え

ゆっくりとドアを開けた。



ーガチャッ…




『あ、明日香!』



「雄ちゃん…。待たせてごめんね。

どうも…槙原明日香です」



私は今野君に挨拶をした。



『さっきはその、悪かった…』



「いいよ別に~…」




『…ハハ。』


こいつ笑いながら怒ってんな。




『おい!今度からは気をつけろよ!』



「雄ちゃん、もういいよ…」



あんまり怒ってる雄ちゃん

見たことなかったんだけどなあ…


雄ちゃんおっきくなったなあ…




『…で槙原さん?だっけ』


「今野君、さん付けしなくてもいいよ」



『…槙原。寮に入るのは俺たちだけか?』



「あ、実はもう1人いるんだけどね…」




ーピンポーン…


そのときチャイムが鳴った。