「すき」な物が無くなると
色々困った

「明日 お誕生日でしょ?
貴女の好きなエビフライ
作ってあげるわね」


私ってエビフライ好きだったんだ…

心の中にそんな言葉が
浮かんだ

「? エビフライじゃ嫌?」
っと聞いてくるお母さん

迷惑をかけないように
嘘をつく…

「ううん!
私 お母さんが作るエビフライ大好きだよ!!」

笑顔で答える

でも 心の中には虚しさと悲しさだけが渦巻いていた