思わずびっくりした。



だって…


同じ中学の人は誰も
いないって思ってたから…



『何間抜けな顔
 しとんねん!!』


ははっと笑う彼。


「同じ中学の人がおる
 って思わなんだから…」


『俺もびっくりやわ(笑)
 相変わらずやな桜木。』


「ちょっとしか
 経ってへんやん。」



『そやな(笑)
 まぁ…これからも
 よろしく頼んますわ!!』


「よろしく。」


相手は元クラスメ‐ト
だけど…


名前が思い出せなかった。


『なぁ、お前俺のこと
 覚えとるか?   』


「お、覚えとるよ!!
 当たり前やん。
 クラス一緒やったし…」

やばい…


でもなんとか乗り切った。