なんかすごく不思議な
気分─……


夢なのかな?


顔はぼやけてて
見えないけど…


誰かと楽しそうに
笑っている私がいた。


本当はそれを…
望んでたのかもしれない。


はっ!!っと気が付くと、
私の頭は誰かの肩が
支えてくれていた。


ってえ?!!!!


バッと体を離すと…


「う、梅川くん?」


『あ?やっと起きた!!』


「なんでここにおるん?
 え。ってか今何時? 」


『それはこっちの
 セリフやわ(笑)
 もう帰る時間やで?』


「私そんなに
 寝とったん?」


『うん。ほな帰ろか。』


そう言って私の鞄を
手に持って出口へと
足を進める彼。


頭がついていかない…


え?帰る?


えっちょっ…と待った!!