だから、翔君には本当のことを言った。


話したら、自然と涙が出てきて翔君はあたしが泣き止むまでずっと頭を撫でていた。


でも、その1年後にお父さんの仕事の関係で翔君はいなくなってしまった。



―――――――………。





「みぃ、小学校の時と違って明るくなったね。」

「たぶんそれは、春のおかげだと思う。」

「春?」

「あたしの親友。」


翔君が引っ越してまた暗くなってしまったあたしをその時に春が、イジメから助けくれて、それから中学もずっと一緒にいてくれた。

「そっか、良かった。」


カッコイイ!


でも、今の笑顔…。


小さい頃とかわらない。