彼を見つけると、また心臓の音がドクンドクンと音を立てるほど大きくなる。


私は、彼の元へと近づいて、声をかけた。


「あ、あの!岩崎君...っ」


どうしよ、声、変だったかも...。


なんて思っていると、寝転がっていた岩崎君は体を起き上がらせて、


「よかった、来てくれたんだな」


と言って、にこっと笑って満面の笑顔を見せた。


それを見て、胸がきゅん、ってなって何だかクラクラした。