でも、岩崎君待っててくれてるんだよね...。


また来て、って言葉に返事もしちゃったし。


―――...よし、決めたよ。



「は、恥ずかしいけど、私、頑張ります」


「うん、頑張って!優衣!」



そう決心した後に、予鈴がなった。


そして、皆が各自の席に着き、朝のHRが始まった。


岩崎君の席を見てみると、やっぱり彼の姿はなかった。