玄関の先にはしのがちょっと怒って待っていた。

瑠「しのごめん…」

あたしはいそいで謝った。

し「いつも遅い。
ほら、早く行くよ?」

瑠「う、うん。
自転車取って来るね。」

し「いいよ。乗って?」

瑠「いいの?」

し「あぁ。
もう時間ないから早く。」

瑠「うん。ありがとう。」

あたしはしのをギュッと抱きしめて座った。

し「あんま抱き着くなッ。」

って言ってあたしの手に触れた。

瑠「えっ?やだ。
しのに抱き着きたいから抱き着く。」

そしたらしのは、

し「ばーか///」

って笑ったんだ。








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