「ったぁ・・い」

「バカじゃねえの?」

『バカ』今バカってぇ?はぁ?ふざけてんの?コイツ。
明らかに先輩だろうよっ!?もうっ。

明香のバカバカーっ
+コイツもな。

私はすぐに立ち、弟の顔を睨みつける。

「名前は?」

「理央だけど?」

「理央君?あんたね、私の方が先輩なんだから礼儀ってもんあるでしょ?」

「うぜぇんだけど。つかお前帰れ。」

「はぁ?スキできたわけじゃないんだからね!」

「帰れ」

「はいはい。」

最後に理央と名乗る弟を睨みつけ、明香の家を出た。