『何で捨てられるの?』


「だって、段ボールが…。」




洋子ちゃんが、ミカン箱を開けて私を呼ぶ。



私はいつものようにジャンプして、洋子ちゃんの肩に乗った。


「今日は遊んでる時間が無いの。」

と言いながら、頭を撫でてくれた。