次の日・・・

「ちょ、何!?」
「いいから」
「ねぇ、どこ行くの!?」
今私は、流海に腕を引っ張られどこかに連れて行かれている。


時は数時間前にさかのぼり・・・



朝。
起きてでかける準備を終え、
朝食を済ませて部屋を出ると、そこには流海が立っていた。
「どうしたの?」
「・・・来い」

無理矢理腕を引かれ、私は寮から連れ出された。


そして今・・・

流海の歩くペースについていけるわけがなくて・・・
私の足は限界を超えていた。


ズキっ・・・

足に痛みを感じ私は流海に訴えた。
「流海っ、足痛い・・・」
しゃがんで、足を見てみると、かすかに赤くなっていた。
「悪い」
流海はそういうと、私の足を軽くさすった。