乗り気の無い2人を見て、修夜君は突然私を引っ張り、自分の方に引き寄せた。
「!? !?」
「そっか~。じゃあいいや。俺だけ理緒の水着姿拝むから。可愛いだろ~な~」
!!
修夜君は喋るのに夢中で気づいてないけど、
今、2人の周りから、とてつもなく黒いオーラがでてるよ・・・
「それで~俺が理緒をいただいて”!!!!!」
修夜君の頭に、2つの大きなたんこぶができた。

「お前みたいなたらし。いっそ地獄に落ちろ」

湊君の鋭い視線が修夜君に突き刺さる。

「え・・・。2人とも海行かないの・・・?」

『行く』
二人同時に答えて教室をでていってしまった。